ロールプレスの加圧能力と方式について

ロールプレスは求められる加圧能力によって様々な方式がありますが、ここでは当社で製造している3つの方式についてご説明していきます。

  • 1. メカ式(1t〜2t程度)

    装置上部にあるハンドルを回すことでロールに圧力をかける方式で、シンプルな構造につき価格が安いという特徴があります。ただし、ロール加熱ができない、加圧力の表示がない、ロール幅の最大が350mmまでといった制限もあります(当社装置)。

  • 2. エアハイドロ式(3t〜20t程度)

    エアハイドロ式は空気圧を油圧に変換して下のロールを押し上げて加圧する方式です。

    メカ式よりも加圧能力は高く、20t程度まで対応が可能です。また、油圧式と比較すると油圧ポンプが不要なため設置面積が小さいという特徴があります。当社装置の場合、エアーハイドロ式の装置ではロール加熱システムが選択できる他、巻き出し・巻き取り装置の追加もでき、ロール幅は400mmまで拡幅ができるなど比較的拡張性が高くなっています。

  • 3. 油圧式(30t以上)

    当社が取り扱っているロールプレスの中で最も加圧能力が高く、最大100tまでの加圧が可能です。

    エアハイドロ式と違い、上ロールを押し下げる構造となっています。ロール加熱システムが選択できる他、巻き出し・巻き取り装置の追加もでき、ロール幅は500mmまで拡幅ができます。油圧ポンプを持つため、装置が大きくなることや油圧ポンプのメンテナンスが必要になるなどのデメリットもあります。

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