ロールコーターの費用は装置の規模などによって様々ですが、大きく影響するのは塗工方式です。例えば、ダイヘッドの場合はダイヘッドそのものがかなり高額なことに加えて、タンクまたはポンプや配管などで液材をヘッドに供給するためのユニットが必要となるため他の方式に比べて高額になる傾向があります。本当にダイヘッドが必要なのかどうかを十分に吟味して装置を決定すると良いでしょう。また、当社の装置のようにヘッド部分を交換できるものを選択し、まずはコンマヘッドを取り付けた状態で利用を開始するという方法も考えられます。
当社の装置はロール幅が50mmから600mmまで対応が可能ですが、幅が広いほど装置が大きくなりますので費用に直結します。費用を抑える意味では、できるだけ小さい装置にした方が良いのですが、ロール幅は後から変更ができません。 先々の開発などを十分に吟味した上で、最大の幅で装置をオーダーすることがポイントになります。
ロールコーターにおいて費用を大きく左右する要因の一つが乾燥炉です。当社では標準で一つの乾燥炉を搭載していますが、もっと早く液材を乾かしたい、という場合には複数の乾燥炉を搭載することになります。この乾燥炉の数によって装置の費用は大きく変わります。乾燥炉の数が少ないからといって塗工結果が変わるわけではありません。あくまで乾燥するための時間をどの程度許容できるかという話になります。
このページに関連する製品はこちら