ロールプレスをご検討されるお客様で意外と多いご相談が設置場所に関することです。 例えば、弊社のロールプレスで最も小さなタイプの重量は500kg。寸法は幅750mm×奥行き940mm×高さ1235mmです。50tまで対応の油圧式になると重量6000kg、幅1800mm×奥行き2490mm×高さ1920mmになります。これは本体の重量とサイズですので、ここに装置の囲いをつけたり巻取装置を付ける場合にはさらに重量と必要な体積を見込んでおく必要があります。 実験室やラボ的な事務所にロールプレスの導入を検討されてるような場合は、設置場所について最初に検討しておく必要があります。また、ロールプレスは一般的にAC200Vになりますので、電源まわりも確認しておく必要があります。
もっとも留意すべき点は重量です。設置場所が2Fよりも上になる場合は耐荷重を事前に調べます。先に記載した通り、ロールプレスは軽いものでも500kg、重いものになると6000kgもの重量になります。重量面で問題がある場合には、機械の下に機械よりも大きな特殊な板を敷き荷重を分散させることもできます(荷重分散板)。ただし、この場合は機械よりも広い設置場所が必要となります。
ロールプレスの設置においては設置場所の高さにも注意をする必要があります。ロールプレスのロール部分を交換する際に、機械の上部からメンテナンスを行うことになるからです。ぎりぎり機械が設置できるような天井高の場合、機械そのものは設置できてもロール部分の交換ができません。ロールは消耗品でもありますので、必ず交換しなくてはいけない場面が出てきます。機械を移動させてロール交換するとなると相当な手間と費用がかかり現実的ではありません。
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