コンマヘッドコーター同様、開放系の塗工方式(塗工液が大気にさらされている塗工方式)です。ロールの表面を彫刻していてくぼみ部分で液材を掻き取り塗布していきます。ロールの彫刻の柄(線の数、深さ、パターン)や配置を変化させることで数多くの種類から選択でき、様々な用途に対応できます。グラビアヘッドコーターは主に薄膜塗工に適していて汎用性も高いため、多くの用途で採用されています。
少ない塗工量で低粘度の液材に適しています。薄膜塗工ができる点も特徴です。 二次電池ではセパレーターのセラミック塗工に用いられる他、フィルムに様々な液材を塗布する際にも多く用いられます。
連開放系塗工方式の共通の弱点として、揮発性の高い材料などは粘土が変化するので塗工精度が低くなるなどの問題があります。また、構造上、液材の匂いなどを閉じ込めることが難しく匂いのある液材や毒性のあるものなどは使いにくい傾向にあります。
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