開発事例ロールコーターの塗工厚確認のためのオプション
ロールコーターの塗工の厚さが狙い通りに実現できているかを確認するために、乾燥炉から出たワークを打ち抜くためのオプション装置を開発した例をご紹介します。
- お客様
- 企業様
- 用途
- バッテリー試作
- ご要望
- ロールコーターの塗工の厚さを、できるだけ安価に確実に確認したい
ロールコーターの塗工では、狙い通りの塗工厚になってきるかどうかの測定を行なう必要があります。ロールコーターに塗工厚測定の機能がなければ、乾燥炉から出てきたワークをハンドパンチなどで切り抜いて測定するのが一般的です。ただこの方法は、手間がかかる上にワークの中央部分の切り抜きができないという問題がありました。これを解決するために開発したのが今回ご紹介するオプションです。

乾燥炉から出てきたワークをトムソン刃で打ち抜くという、機能的にはシンプルなものです。刃は治具の溝に沿ってワークの端から端まで自由に移動させることができますので、ハンドパンチでは難しかった中央部分の打ち抜きも簡単にできます。これによって、レーザーなど高価な測定オプションを実装しなくても塗工品質を高めることが可能になります。
弊社は、多くのバッテリー試作装置の開発実績がありますので、こうした現場レベルでの問題解決ノウハウもたくさん持っています。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。