開発事例ロールプレスにスライダーをつけて
安全対策
ロールプレスは大きく分けると2種類あります。一つは長い素材をロールで巻き取りながらプレスしていく方式。もう一つは短い素材を一枚一枚、手動でプレスに投入していく短冊方式。今回は、この短冊方式での開発事例のご紹介です。
- お客様
- 企業様
- 用途
- バッテリーの試作
- ご要望
- ロールプレスに手が巻き込まれないよう、徹底した安全対策を施したい
巻き取り方式と違って、短冊方式では手で素材をロール付近まで押し込む必要があります。この時に、手がロールに巻き込まれないように、素材の投入口には安全カバーを取り付けています。通常はこの仕様で安全対策はクリアするのですが、今回ご紹介する企業様ではさらに高い安全性をご要望。そもそもロール近くに指を持っていかなくても済むような仕組みにできないか、という方向で検討することとなりました。
そこで誕生したのが今回ご紹介する、スライダー付きロールプレスです。
滑り台の要領で、角度をつけたスライダーの上に素材を置き軽く押すだけで素材がロールプレスに向かって自重で滑り込んでいきます。滑りを良くするためにスライダーはステンレスのバフ仕上げ。プレス出口側にもスライダーを取り付けて、受け箱に自動的に入るようにする事もできます。
安全性が向上するだけでなく、作業効率もアップするということで大変ご好評いただいた開発事例です。
弊社ではこのように、お客様のご要望やお困りごとに真摯に寄り添い、お客様に最適なご提案をさせていただいています。バッテリー試作装置で何かお困りのことがありましたら、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。