電池試作用装置「スリッター」編

電池試作用装置には様々な種類があります。今回は、電池試作用装置のスリッターについてお話をしていきます。

  • 1. スリッターとは何をする装置?

    スリット(slit)とは切れ目を入れること。つまりスリッターというのは切れ目を入れたり切断したりする装置のことを言います。

    電池試作においては、極板をロールプレスで圧縮した後に極板の無塗工部分だけをスリットしたり、両端および指定の幅に何条かにスリットする場合に使います。スリットをした後に指定の長さでカットする、スリット&カット装置というものもあります。

  • 2. スリッターで重要なのは

    スリッターでは長尺のロールを巻き取りながら加工しますので、巻き出し・巻き取りの際のテンションが適切であることや、ロールが蛇行してしまわないことなどがとても重要です。この2つの精度が低いと、正しくスリットすることができません。

    例えば、サンクメタルでは蛇行を防ぐためのEPC装置や、テンションをコントロールするためのテンションコントローラーをスリッターに取り付けることが可能です。

  • 3. スリット加工された製品ってどんなもの?

    例えば、台所で使うラップやアルミホイル。食品の包装フィルムなどもスリッターで加工されることが一般的です。薬のパッケージなどもスリットが入っていますね。

    意外なものでは、テレビやスマホで使われるディスプレイ材もスリッターで加工されています。

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